厚生労働行政推進調査事業費補助金
地域医療基盤開発推進研究事業

最高質安全責任者CQSOプロジェクトとは

 医療には、様々なリスクが潜在しています。特に、医療業務のエラーによって、患者に新たな疾病を発生させてしまうリスクは、国民にとって大きな脅威であり、医療への信頼を損ね、不要な医療費の原因にもなります。

 医療現場のリスクを減らし、患者の安全を確保するには、次の2つの能力を有する医療人材の育成と支援が不可欠です。

  1. 透明性、客観性、高い倫理性をもって、患者中心の観点で、困難な課題に正面から取り組むことのできる、勇気ある医療人
  2. 目標を達成するための指標を考え出し、科学的に戦略を構築でき、そのプロセスを周囲に納得させ、実践させられる医療人

 本プロジェクトでは、A「CQSO養成事業」において、上記2つの能力を有するプロフェッショナル(CQSO)の養成を目指します。さらに、B「CQSO支援事業」において、全国のCQSOの連携をサポートし、医療全体のリスク量低減に挑戦します(リスク量の測定にはA.I.技術を用います)。