問題解決コースの実際

受講生の声一覧

石木 良治

1期生

トヨタ記念病院 内科部長

一期生としてASUISHIを受講し、トヨタ関連会社OBの講師から、問題解決の方法を学びました。当院では、以前より臨床指標を抽出、作成し、それに対して対応策を考えてきました。私は、循環器が専門であるので、『心不全患者さんの退院後早期再入院』について関心を持っていました。5年以上も毎年様々な対応策を行ってきましたが、7%以上の方が30日以内に再入院となり、全く減少しませんでした。今回、講習を通して、問題点を科学的かつ徹底的に要因分析することを学び、対応策をたてることにより、再入院率は4%にまで減少しました。医療の現場に、製造業のノウハウを取り入れることの効果を実感しました。また、講習会を通して、医療安全上の問題に関しても気軽に相談できる仲間を得ることができました。

金城 昌明

1期生

市立四日市病院 事業副管理者・副院長

院内の役割:
・医療安全管理委員長
・診療会議議長 薬事審議会委員長 病院産業医
ASUISHI受講前には、工業生産から始まった質管理の手法が本当に医療に応用できるのだろうか?と思っていた。問題解決コースで問題の明確化、現状把握、・・・要因解析、対策立案と作業を進めて行くうちに、TOYOTA式TQMは医療にも適応可能であると納得した。5原主義に基づいて真因を究明することを怠らないようにすれば、困難な問題にも適切な対策が立てられ、効果が得られることを学んだ。また、リーダーの熱い思いが人を動かし“その気にさせ”、組織を動かすことを教えられた。我々医師の世界では管理者研修を受ける機会もなく管理者となるが、今回マネージメントのノウハウを学ぶことができたことは自分にとって大きなプラスである。